まったり博士の日常ブログ

名前の通り、まったりと研究生活をしたいという気持ちを胸に日々の事柄を記録していくブログです。

研究に対して思うこと

こんにちは。
木陰です。


博士課程に進学して以来、研究に対して色々と思うことがあります。
前回の続けるか否かも含め、自分にとって「研究」とはどういうものなのか、将来どうするのか、業績を増やすにはどうしたらよいか、思いついた研究内容の内どの研究が現実的に可能なのか、などなど。


今回は特に「研究」に対してどういう姿勢でいるべきなのか、という考えをまとめられたらと思います。


私は研究室所属当初、朝から晩まで研究室に滞在し、研究について頑張る姿勢を示していました。
そのときから研究者を目指していたため、頑張らなければならないという気持ちでいました。
そのため、精神的に辛いと思うことが多かったと記憶しています。


修士課程に進学後、その姿勢はそこまで変わらなかったのですが、精神的な辛さが頑張ることとは別のことで生じていました。
それは研究テーマです。
卒業研究の時とは異なるテーマをやろうということになりましたが、何をしたいのかがあまり明確になっていなかったため、ただ悪戯に1年を過ごすことになりました。
2年目でやっとテーマが決まったため、その実験をこなしていきました。
2年目だけで十分データが得られたため、修論作成に関しては、ほとんど苦労しませんでした。


博士課程に入り、より研究に関して考える時間が増えました。
しかし、気持ち的には頑張ろうというよりも、とりあえず課題をこなしていく、業績を増やしていく、楽しさとしての「研究」というよりも仕事として「研究」をしています。
それもまた1つの「研究」の形だと思いますし、おそらく前線で研究している人にもそういった方々がいらっしゃると思います。
しかし私は、それでいいのか、と悩んでいます。


卒業論文や修士論文の際には、楽しさの「研究」をしていたと思います。
しかし、より現実的な世界を見るにつれ、仕事として稼ぐための「研究」にシフトしていきました。
現在の研究への違和感、それはこのシフトが原因かもしれません。
「楽しい」という気持ちが私にとっては研究への駆動力になっていたのかもしれない、と考え始めています。
これから楽しさとしての「研究」を取り戻したいと思います。